スマトラコンニャク

日経新聞のレポートです。

大きさと悪臭で名高い名花が開花
 ニューヨーク市のブルックリン植物園で、10年に1度開花する大きさと悪臭で名高い花「スマトラオコンニャク」(学名アモフォファラス・チタナム)が咲き、話題を集めている。ニューヨークでは1939年以来の開花とあって、においをかいでみたいという人が大挙押しかけた。

 花びら部分の直径が約1メートル、高さ約1メートル70センチと巨大。一つの花に雄花部分と雌花部分があり、時期をずらして開花する。においは雌花が腐肉を主食とする虫をひきつけるために出す。人間の鼻でも約700メートル先からかぎ分けられるという強烈な悪臭で、原産地のインドネシアでは通称「死骸花」とも呼ばれる。1878年にギネスブックが「最もくさい花」に認定した。

 同園の警備員は、においで開花が始まったことに気付いたという。「ネズミか魚が腐ったようなにおい。開花直後はひどかった。だんだん我慢できる程度に弱まったけどね」。警備員のラミックさんは思い出すのもいやな様子。

 熱帯植物展示館の管理責任者、マーク・フィッシャー氏(45)は、96年にノース・カロライナ州の研究者より同園が苗を譲り受けてから10年間、世話を続けてきた。過去数年、毎年つぼみを付けてはいたが咲かず、初の開花に「スタッフ全員が興奮状態」(フィッシャー氏)に。咲き始めた8月10日は、ブルックリン区長により公式に「開花記念日」に指定された。

 温室にカメラを設置し開花の様子をネットで中継したり、スタッフのブログを特設するなどイベントを盛り上げた結果、開花前後の約2週間で3万3000人が訪れ、ホームページのヒット件数は20万件に達した。同園ではこの機会に繁殖やにおい成分の分析など研究を進めており、人工授粉も試みており、成否は数週間で分かる見通し。種が収穫できれば、全米ににおいが広がることになるかも。
(ニューヨーク=西邨紘子)


ブルックリン植物園にとって大変な出来事だったようです。年報にレポートが出ていました。

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スマトラコンニャク titan arum
学名:Amorphophallus titanum

本 [今日の記事]
In July 2006, BBG had a surprise arrival: A specimen of Amorphophallus titanum, known as the titan arum or corpse flower, produced a flower bud for the first time in its ten years in the Steinhardt Conservatory collection. In previous summers, staff gardeners were greeted with a huge stalk and leaf that would reach toward the roof of the production greenhouses; now they were finally rewarded for their care and patience by the appearance of this "budding" ingenue. BBG immediately shared the discovery with its visitors.

The titan arum is the world's largest compound flower, and it rarely blooms in cultivation. These horticultural Halley's comets cause a stir whenever they appear—with much of the fascination perhaps owing to the intense odor that the flower produces in order to attract pollinators in its native Sumatra. The BBG specimen, which Conservatory staff nicknamed "Baby" because they had been nursing it for a decade, became the first representative of the species to bloom in New York City since 1939.

In a matter of days, as the flower bud reached past the five-foot mark, visitors flocked to BBG in anticipation of the bloom—and the resulting stench. When the moment arrived, the enormous flower did not disappoint, and nearly 50,000 people came to watch the bud unfurl. Meanwhile, bloggers and media outlets from New York to Australia featured the story. With luck, BBG may see a flower again in a few years.
[出典]BBG

本 [単語チェック!]
BBG:ブルックリン植物園 ニューヨークのブルックリンにある。
specimen:実例
Amorphophallus titanum:スマトラコンニャク(学名アモフォファラス・チタナム)
titan arum:スマトラコンニャク
titan タイタン 天と地の間に生まれた大力の巨人族の1人
arum アルム(ヨーロッパ産;サトイモ科)
corpse:死骸
bud:芽
previous summers:以前の夏
greeted with:を迎える
stalk:歩き回る
reward:報いる
patience:がんばり
ingenue:映画の中の無邪気な少女
compound flower:複合の花
Halley's comets: ハレー彗星
stir:かき回す
fascination:魅惑的な人(物)
intense odor:強烈なにおい
pollinators:授粉
flock:集まる
anticipation:期待して待つこと
stench:悪臭
enormous:巨大な
unfurl:広がる



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