バオバブ Baobab

バオバブは、サン・テグジュペリの童話「星の王子さま」に
星を破壊する樹木として出てくる植物です。

アフリカの乾燥したサバンナ林地帯に分布するキワタ科の高木で、
その徳利のような特異な樹形とさまざまな有用性で知られています。
高さ十数m、直径が 10mにも達する円筒形の幹をもち、その先に
密に枝を茂らせます。一年のうち約9か月は乾期のために落葉しています。
大きくて白い花が、葉腋に単生し、 60 〜 100cmの花梗を
もって垂れ下がり咲きます。みつを吸いにくるコウモリが花粉を媒介します。
果実は長さ 25 〜 45cmの長楕円形、木質で、サルが食べるので
英名をmonkey breadといいます。
パルプ質の果肉に包まれて多数の大型の種子があります。
果肉は酸味を有し、食用、飲料用になります。
樹皮の繊維はじょうぶで、これから縄や布をつくります。
材はきわめて軽軟で、大木の幹に穴をうがって水や他の物質の
貯蔵場所とし、また仮の住居とすることもあります。

学名は、Adansonia digitata といいます。
Adansonia は、フランスの植物学者 
アダンソン Michel Adanson 1727‐1806 がヨーロッパに
紹介したことからリンネがアダンソンの名をこの学名に付けました。

アダンソン本人は、この学名の付け方には反対していましたが、
最初に学名を登録したことを学会は優先することからリンネが
付けたこの学名が採用されました。

アダンソンは、アフリカの生物研究の先駆者で
《セネガル自然誌》 (1757)を著しました。

このバオバブ属Adansoniaは、約 10 種からなり、アフリカ、
マダガスカル、オーストラリア北部などに分布します。

バオバブ.jpg

バオバブ Baobab
学名:Adansonia digitata

本 [今日の記事]
The Baobab,which can live for over
1,000 years,is a focus for myth:it is said that
a devil uprooted the tree and replanted it upside down
;spirits are linked with its night-opening flowers
(the tree is pollinated by bats).The Baobab has
edible leaves,seeds,and pulp,and the inner bark is
used to make rope.The massive trunk stores water,
which can be tapped for drinking.

[出典]The tree

本 [単語チェック!]
Baobab:1640年 近代ラテン語 bahobabから イタリアの医者で植物学者のProspero Alpini(1553-1616)が、最初にこの木の果実を記載するのに用いた。
Adansonia:バオバブ属
digitata:hand-shaped;with fingers
myth:神話
uproot:根こそぎ引き抜く
replant:再び植える
upside down:さかさまに
spirit:精霊
pollinate:受粉する
pulp:果肉
massive trunk:大きく重い

本 [英英辞典から]
Baobab
n.
Any of several trees of the genus Adansonia of
Africa, Madagascar, and Australia, especially the
tropical African species A. digitata having a broad
swollen trunk that stores water, palmately compound
leaves, and edible gourdlike hanging fruits.




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